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世界最高峰の経営学会Academy of Management(AoM)に、米国アトランタで5日間、参加いたしました!

2017.08.15

お知らせ

社長・冨田賢が、世界最高峰の経営学会である

Academy of Management(AoM)に、

今年も、参加いたしました!2017年8月4日〜8月8日の全日程に、参加!

2015年のカナダ・バンクーバー、2016年カリフォルニア・アナハイムに続き、

3年連続での参加です。今年は、ジョージア州のアトランタでの開催でした。

 

★Academy of ManagementのWebは、こちら!

★Academy of Managementの2017のAnnual MeetingのWebは、こちら!

 

 

今回の参加者も、約1万人(10751人)で、そのうち、アメリカの参加者は、4割未満(3985人)で、その他、6割は、アメリカ以外からの参加でした。この状況は、毎年、同じです。

日本人の参加者(登録ベース)は、49人、中国は、420人、韓国は、114人でした。

(資料を見ていて、気づいて、驚いたのですが、北朝鮮の参加登録者が38人いました…。)

 

冨田は、他の予定との関係で、8月4日の学会日程に間に合うように、

8月2日の夜中の2時に羽田を出発し、韓国の仁川国際空港で、早朝のアトランタ行きに

トランジットしていく形で、かなりタイトなスケジュールでした。

 

 

朝8時〜夕方6時半まで、90分刻みで、様々な多くのセッションがあり、

一つのセッションで、3〜4つの研究発表(発表者は、事前に、フルペーパーの論文

を提出し、二人の査読委員によるブラインドのピア・レビューを受けて、アクセプト

された人のみ)がありますが、それを、かなりの数、聞きました!

 

アライアンスやCVC(コーポレート・ベンチャーキャピタル)投資、

オープン・イノベーション、ビッグデータ解析などを中心に聞きましたが、

アライアンスなどの多くのセッションでは、日本人は、私だけという状況でした。

 

 

日本人の方も、何人か、学会発表をされた他、日本人の学者数名での日本経営についての本の出版に合わせたセッションも開催されました。

青山学院MBAの中野先生をはじめ、一橋大学の加藤先生、軽部先生、京大の若林先生、そして、慶應の琴坂先生など、執筆者の方々が、担当部分を発表されました。

その他、大阪市立大学の山田先生の社外取締役についての研究発表も聞きましたし、

一橋の佐々木先生や慶應の入山先生のCVC投資についての発表もお聞きしました。

 

 

去年、おととしのAoMでは、人脈を広げるために、Socialと呼ばれるディヴィジョンごとなどの

懇親会やレセプションに、多数、毎晩のように参加しましたが、今年は、

少し、控えて、体力を温存し、研究発表を多く聞くほうに注力しました。

 

会場は、アトランタの中心部で、3つつながっているホテルであるMarriott、Hilton、Hyattのホテルで開催されましたが、冨田は、Marriottに泊まっていたため、便利で、

5日間毎日、Marriottのフィットネスルームで、ランニングマシーンなどの運動をして、

そして、学会に参加するという生活を、5日間、続けました。

 

今回の学会で、最も印象に残ったのは、資源ベース理論(Resource Based View)で

有名なジェイ・バーニー(Jay Barney)先生とお会いしたことです!

 

 

Jay Barneyは、マイケル・ポーターと並ぶ、今世紀を代表する経営学者です。

学会のSNSで、Jay Barneyが、学会誌のeditorのカウンター付近に何時頃来られる

という情報が流れていたため、行ってみたところ、お会いできました。

 

冨田のアライアンスの数理モデルの理論フレームワークとしても、RBVを

用いたことなど、お話ができました。

冨田のアライアンスの数理モデル研究やその論文は、こちら!

 

 

資源ベース理論は、今、最も主流の経営理論です。

 

Journal o of Managementに掲載された

Barney(1991)

Firm Resources and Sustained Competitive Advantage

は、最も有名な論文と言えます!

http://www.bms.lk/download/PGD/slides/Strategic-Planning-Materials/Barney-1991-strategy.pdf

——

Abstract
Understanding sources of sustained competitive advantage has become a major area of research in strategic management. Building on the assumptions that strategic resources are heterogeneously distributed acrossfirms and that these differences are stable over time, this article examines the link betweenfirm resources and sustained competitive advantage. Four empirical indicators of the potential of firm resources to generate sustained competitive advantage-value, rareness, imitability, and substitutability-are discussed. The model is applied by analyzing the potential of severalfirm resourcesfor generating sustained competitive advantages. The article concludes by examining implications of this firm resource model of sustained competitive advantage for other business disciplines.

—–

 

 

US San Diego(カリフォルニア大学・サンディエゴ校)の

ウルケ・シェーデ先生とも、お会いいたしました!

 

ウルケ・シェーデ先生は、日本企業経営で、アメリカで最も有名な方で、

「Choose and Focus(選択と集中)」の著者です。

 

こんど9月14日に、ティーシーコンサルティングをオフィスに来社されることと

なっております。

 

 

早稲田MBAの入山章栄先生も、ウルケ・シェーデ先生のセッションで、

コメンテーターを務められ、私も、英語で、少し、ディスカッションをさせて

いただきました。入山先生とは、帰りのアトランタの空港のトイレでもバッタリ

お会いしました♪

 

 

冨田と同じ慶應SFCの研究室の出身で、冨田の博士号の副査を務めていただいた

慶應SFCの琴坂将広先生とは、初日に、アトランタの街中で、バッタリお会いしました。

琴坂先生には、何人か、学会中に、紹介をしていただきました。

 

 

今年も、5日間、頑張りきったAoMへの参加でした。

多くの収穫がありました!上記の写真は、5日間、毎日、首から提げていたネイムカードです!

 

 

来年のAoMは、シカゴで開催されますが、来年も、必ず、参加しようと思います!

2018 Chicago, Illinois August 10-14

 

来年以降のスケジュール:

http://aom.org/Meetings/Future-Meetings.aspx

(2019年度は、Bostonの予定。)

 

★昨年2016年の米国アナハイムでのAoMの参加報告及びAoMについての解説は、こちら!

 

★一昨年2015年のカナダ・バンクーバーでのAoMの参加報告については、こちら!

国際学会での収穫したものは、コンサルティング・サービスで大いに生かしていく他、

立教MBAでの教育・研究にも生かして参りたいと考えております。

 

★冨田賢の立教MBAの教授就任及び担当科目・研究室については、こちら!

 

なお、冨田は、来月9月5〜7日で、イギリスのWarwickでの

British Academy of Management(BAM)に参加予定です!

BAM2017は、こちら!

冨田 賢

Satoshi Tomita, Ph.D.

CVC JAPAN株式会社 
代表取締役社長

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