GPIF、国内スタートアップ初投資 年金マネーの呼び水に: 日本経済新聞
悲願でした。
ベンチャー投資は、長期の投資となるわけですが、年金運用における
オルタナティブ投資(代替投資)として、適しています。
米国では、年金基金が、VCファンドの大きな資金の出し手となっています。
日本では、VCファンドと他のアセットの相関関係が明確でないことや、
ファンドパフォーマンスがそれほど高いファンドが少なかったことなどから、
年金資金が、VCファンドに入ってきていませんでした。
このたび、公的な年金を運用するGPIFが日本のVCファンドに投資をすることを
決めたことで、他の年金基金も、後に続くことが期待されます。
なお、冨田賢は、かつて、住友信託銀行の総合運用部のオルタナティブ商品グループの
調査役として、年金運用のPEファンドや不動産証券化プロダクトへの投資に携わった
ことがあります。
GPIF、国内スタートアップ初投資 年金マネーの呼び水に
【イブニングスクープ】
2022年7月4日 18:00
年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)が国内のスタートアップへの投資に乗り出す。ベンチャーキャピタル(VC)のファンド経由で、投資額は数十億円規模とみられる。世界最大級の機関投資家であるGPIFの参入は他の年金マネーの呼び水となり、米中などに遅れているスタートアップの育成に弾みがつく可能性がある。
GPIFが運用を委託する三菱UFJ信託銀行が5月末、独立系VCのグロービス・キャピタル・パートナーズ(GCP)が組成するファンドに出資する契約を結んだ。国内スタートアップ向けファンドへのGPIFの出資が明らかになるのは初めて。
冨田 賢
Satoshi Tomita, Ph.D.
CVC JAPAN株式会社
代表取締役社長